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貯蓄体質になるための工夫と実践方法とは?

貯蓄体質になるための工夫と実践方法とは?

貯蓄を増やしたいと思うのに、なかなか貯められない。これは家計のやりくりをしている皆様共通の悩みです。ここでは貯蓄が成功するコツを伝授致します☆

ファイナンシャル・プランナー 望月 貴美香
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  • 貯蓄を成功させるコツは“先取り”

貯蓄を増やしたいと思うのに、なかなか貯められない。これは家計のやりくりをしている皆様共通の悩みです。貯蓄するのが難しい理由は簡単です。誰もが、「ある分だけキッチリ使う」ことは得意なためです(笑)。自分がひと月に使えるお金が30万円「ある」と思うと、30万円使ってしまいますが、もしも収入がダウンして、「20万円しかない」となった場合、打てる手を総動員して、何とか20万円で暮らそうとするものです。ですから、「収入から見て毎月いくら使えるか」ではなく、「貯蓄体質になるためには、毎月いくらまで使ってよいか」を決めてしまい、その範囲で生活していくのだと自分に納得させることができれば、貯蓄を習慣化することができます。使えるお金があるのに使わないという状態では、「あのお金があればこういうこともできるのに」という気持ちが出てきてストレスがたまります。ですから、キッパリ「無いと思える」ようなお金の流れを作ってしまうことが大切です。

一番有効な方法は、収入があればまず、貯蓄分を先取りしてしまうことです。その分のお金を、普段使いの通帳から移動させて見えなくしてしまえば、「お金が無い」と実感しやすくなります。貯蓄目標額分を無いと思ってやりくりするようにしていきます。そして、半年ごとや1年ごとに、取り分けて貯めることができた貯蓄の残高を見て喜ぶ(笑)、というペースが作れると、貯蓄習慣化が成功します。

 

  • まずは可能な金額から先取り貯蓄

先取り貯蓄はよい方法ですが、いきなりたくさん先取りし過ぎると、うまくいかないものです。家計診断の相談にお見えになる方に多いパターンは、「毎月5万円先取り貯蓄をしていますが、3万円赤字になるので、別の貯金から取り崩してボーナスで穴埋めしています」というケースです。これでは、先取り貯蓄の意味がありません。「毎月5万円貯蓄するぞ!」と決意するのは素晴らしいのですが、今までの実績から、月2万円なら貯蓄可能である場合は、まず月2万円の先取り貯蓄から始めましょう。1か月暮らしてお金を余らせることができれば、後取りで貯めていく。そして生活と貯蓄のペースをつかみながら先取り貯蓄を徐々に増やしていくと成功しやすくなります。

 

  • 効果的に貯められる意外な商品とは?

先取りするお金の預け先は重要です。一番のポイントは、普段使いの口座とはしっかり分けることです。積立定期、社内預金、財形、貯蓄性のある保険商品などがお勧めです。FP相談の経験から、一番強制力がある貯蓄方法は、実は保険ではないかなと感じています。

保険に加入するときは、「こんな保険料、毎月払っていけるかしら?」とみなさん真剣に考えたり悩まれたりします。ところが、いざ加入して月々の支払いを始めると、もう意識が薄れてきて、毎月数万円が保険料として引き落とされても、そのお金は最初から「無い」という意識で生活するようになります。これが預金や財形ですと、「あそこに○○万円貯まっている」と勘定に入れてしまいがちで、何かあったときに割と簡単に引き出してしまいやすくなります。一方、学資保険や貯蓄性の保険だと、保険料を「払ってしまった」という意識になって、頭から消えてしまうので貯蓄に適しているというわけです。FP相談のお客様で、何年かしてお会いすると、「教育資金用に積み立てていた財形を、車の買い替えで崩してしまいました」というケースは時々ありますが、「学資保険を解約してしまいました」というケースはほとんど聞きません。

現在は予定利率が高くないため、利回りの魅力はそれほどではありませんが、貯蓄の強制力という点では、保険は効果的です。あるだけ使ってしまう習慣がどうしても治せない、という方は保険で強制的に貯める、という方法がお勧めです。学資保険や年金保険、返戻率の高い死亡保険などが使いやすい商品です。

 

  • 自分にあった貯蓄方法にアレンジしよう

そのほかにも、市場金利に敏感な方は、有利な金利の定期預金や個人向け国債に、先取り貯蓄のまとまったお金を移していくのもよいでしょう。最低5年以上の期間があるようでしたら、貯蓄と運用を同時に行える投資信託積立を取り入れてみる、という方法もお勧めです。

希望の貯蓄ペースを実現できるように、自分にあった「My先取り貯蓄法」を構築していただければ幸いです。

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