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「マネーライフ通信」最新号

配信日:2024年12月4日

マネーライフ通信 Vol.58 ~アメリカ大統領選結果を受けた今後の 経済動向について~

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FPフローリスト マネーライフ通信Vol.58

~アメリカ大統領選結果を受けた今後の
経済動向について~

      2024年12月4日発行

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こんにちは。FPフローリスト代表の圦本で
す。

アメリカ大統領選挙が共和党・トランプ氏の
勝利という結果になり、今後のアメリカの政
策と、それが経済に与える影響が掴みやすく
なってきました。

FPフローリストでは、皆様の資産運用サ
ポートのお役に立てるよう、複数の運用会社
の担当者から話を聞くなど情報収集を強化し
ています。

今回は、証券会社出身のファイナンシャル・
プランナーである佐野FPが、アメリカの経済
動向の注目点をお届けします。

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アメリカ大統領選挙を受けた経済動向について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ファイナンシャル・プランナー/一種外務員
佐野菜穂子

ここ最近、セミナーや勉強会を通じて、投資
信託を運用している運用会社のお話を聞く機
会に恵まれています。

本日は、その中で学んだことから、トランプ
大統領返り咲きによる影響を中心に、お客様
のご投資の参考になりそうなお話を共有した
いと思います。

■金利動向について

以前コラム(*1)でもお伝えした通り、今年
アメリカの政策金利はこれまでの利上げ路線
を転換し、利下げに向かい始めていました。

実際、FRBは大統領選後の11月7日にも0.75%
の追加利下げを行っています。

しかし、トランプ大統領の返り咲きにより、
今後利下げを継続できるかは不透明になって
います。

トランプ氏の掲げる以下のような政策がイン
フレ要因になるからです。

・関税引き上げ(→輸入品の価格上昇)
・移民受け入れ阻止(→人件費の上昇)
・法人税引き下げ(→景気浮揚→需要増)

このインフレを食い止めるために、再び利上
げをしなければならなくなる可能性が出てき
ました。

今後金利が上がるのか下がるのか、まだ分か
りませんが、少なくとも、ハイペースで金利
の引き下げが行われるという見通しには修正
が必要と見ています。

■株式相場について

金利が上昇する(又は下がらない)状況は、
ハイテク株にはマイナスに働きます。

金利が上がると企業の資金調達コストが上が
り、積極的な資金調達で急成長しているハイ
テク株の成長にブレーキがかかるからです。

ハイテク銘柄群は、米国株式市場だけでなく、
全世界の株式市場の中でも大きな割合を占め
ており、これまで大きく上昇してきている分、
一斉に売られると相場全体への影響はかなり
大きくなるでしょう。

一方で、トランプ氏が規制緩和を進めること
が見込まれるエネルギーセクターについては、
今後期待する向きが多いようです。

いずれにしても、トランプ氏の政策次第で、
今後も株式市場は動揺し、しばらくは変動の
大きい状態が続きそうです。

■積立はどうすれば良い?

積立投資の場合、相場が大きく下落する場面
は安く買えるチャンスとなりますので、長期
で時間分散を行う積立の考え方は変わりませ
ん。

一方で、取り崩しステージに入っている方や
売却予定が数年以内にある方にとって、大き
な変動はネガティブな要因となりますので、
より慎重なアプローチが必要です。

■日本株について

大統領選の話とはやや異なりますが、日本株
についても共有したいと思います。

複数の日本株ファンドマネージャーが共通し
て言及していたのは、日本株の株価指標の低
さです。

これは前々から言われていることですが、日
本株は国際的に見て非常に「割安」だそうで
す。

特に株価を判断する際に重要視されるPBRと
ROEについて、日本の主要企業(TOPIX500構
成銘柄)のうち、約4割もの企業が、健全の
目安とされるPBR1倍割れ、ROE8%未満だそう
です。

これに対して、米国では、PBR1倍割れはわず
か5%程度、ROE8%未満の企業も約14%と日本
の半分以下です(*2)。

逆に言えば、ファンドマネージャー達はそこ
をチャンスと捉え、「割安に放置されてい
る」銘柄の中から、今後成長が見込めそうな
銘柄を発掘すべく、日々企業訪問やリサーチ
を行っているとのことです。

東証も、これまで日本企業が株価を上げる努
力をしてこなかったということで、改革を行
っていく方向です。

東証の改革が上手く行けば日本株全体が上が
ってくる可能性はありますが果たしてどうな
るか…今後の東証改革にも注目していきたい
と思いました。

以上、取り留めのない内容となりましたが、
皆様の投資のご参考になれば幸いです。

今後も勉強会などで有益な話が聞けた場合に
は共有していきたいと思います。

*1:「米国は利下げ局面へ!知っておきたい
債券投資の魅力とポイント」
https://kakeinomadoguchi.com/investment/5164.html

*2:第24回金融審議会市場制度ワーキング・
グループの2023年9月15日時点の資料
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market-system/siryou/20230915/04.pdf

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☆お知らせ
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●~アメリカの高金利政策はいつまで続く?~
https://kakeinomadoguchi.com/mailmagazine/5255.html

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