あなたを貯め体質に変える「年間支出カレンダー」
◆STEP1 年間支出カレンダーをつくる
貯蓄体質に変えるための第一歩として、年間支出カレンダーをつくっておき、「いつ」「何に」「いくら」お金を使ったかを把握しておきましょう。家計簿がなくてもOK。手帳や行事予定を見ながら年間支出カレンダーにイベント名とおおよその金額を書き込みます。より正確に出したいのであれば家計簿や各種明細があるとよいでしょう。
《例》 単位:円
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イベント名 |
金額 |
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イベント名 |
金額 |
1月 |
お年玉 |
5000 |
7月 |
パパ誕生日 |
2000 |
家電買い替え |
100000 |
夏被服費 |
30000 |
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2月 |
バレンタイン |
2000 |
8月 |
お盆レジャー |
10000 |
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3月 |
ひなまつり |
5000 |
9月 |
ママ誕生日 |
2000 |
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4月 |
新年度用品 |
10000 |
10月 |
ハロウィン |
2000 |
受信料引落し |
30000 |
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車検&保険 |
30000 |
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5月 |
GW |
10000 |
11月 |
子誕生日 |
2000 |
母の日 |
2000 |
冬被服費 |
50000 |
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ランチ会 |
2000 |
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6月 |
父の日 |
2000 |
12月 |
クリスマス |
5000 |
結婚式 |
30000 |
年末レジャー |
10000 |
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病院代 |
5000 |
※年払い支出も忘れずに書き出しましょう
◆STEP2 年間貯蓄目標を決める
お金が貯まらない原因は『なんとなく』お金をつかっているからです。年間支出カレンダーを書くことで、なんとなく使っているわけではなく、イベントごとにお金を使っていることがわかります。なんとなく出費が計画的支出に変われば、貯金のペースが崩れることはありません。
年間支出がわかったところで年間貯蓄目標を立てましょう。毎月の手取り収入とボーナス、合計の収入を記入します。次に毎月の生活費と先ほどのカレンダーで出てきた計画支出、その合計を記入します。貯蓄目標は収入から支出を差し引くと出てきます。これは無理のない貯蓄額となるはずですが、もしも「もっと貯蓄したい!」または「マイナスになってしまった!」ならば、毎月の支出か計画支出で削れるところがないか見直してみましょう。
《例》
手取り収入 |
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月 |
ボーナス |
合計 |
25万円 |
100万円 |
400万円 |
支出 |
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月 |
年計画支出 |
合計 |
17万円 |
35万円 |
209万円 |
貯蓄目標 |
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191万円 |
◆STEP3 お金を貯める流れをつくる
貯蓄目標と支出計画ができたら、お金を貯める流れをつくるため、目的毎に口座を整えましょう。準備する口座は3つです。
①生活費口座
給与が入ってくる口座です。生活費や光熱費の引き落しなど毎月出入りするものはこの口座に指定しましょう。
②計画支出用口座
年間支出計画用に積み立ておく口座です。年間支出計画の合計を12で割り、毎月積み立ててください。通帳サイズのカレンダーを書き、最初のページに貼っておきましょう。カレンダーに沿って支出がある場合はこの口座から引き出します。
③貯蓄口座
貯蓄目標額を12で割り、その額を毎月積み立ててください。この口座からは絶対におろさないようにしましょう。残高がだんだん積み上がっていくのを見るのは楽しいですよ。
給与が①の生活費口座に入ったら、「生活費」「計画支出口座分」「貯蓄口座分」をおろしてそれぞれの口座にふりわけてください。このひと手間が大事なのです。給与指定口座を2箇所や3箇所設定できる場合は、始めから指定しておくと楽です。
貯め体質になるポイントは2つ。
①先取り貯蓄をすること
②計画に沿って使うこと
口座をわけることで先取り貯蓄ができ、カレンダーによって計画に沿って使うことができます。この2つが準備できたら、あとは計画的にお金をどんどん(!?)使いましょう。(笑)お金を上手に使って生活を豊かにして、夢をかなえていきましょうね!
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