将来の生活を考えた最適な保険選びを
- 1ヶ月の平均的な保険料はいくら?
まず、気になる平均値を確認してみましょう。生命保険文化センターが実施した「生命保険に関する全国実態調査」(世帯調査)によると、 1世帯あたりの年間払込保険料(個人年金保険の保険料を含む) は、平均41.6万円となっています(平成25年度)。一般的な家庭では、1ヶ月当たり34,700円の保険料を払っていることになります。理解しておきたい点としましては、この調査結果は、貯蓄性保険と保障目的の保険合計額になっています。
【保障をカバーするための保険】
大黒柱が万が一の時に遺族が受け取る生活保障。入院やガンなどになった時の医療保障。介護保険。一定の期間働けなくなった時の収入を補てんする所得保障保険など。
【貯蓄機能をもつ保険】
学資保険。年金保険。養老保険。低解約終身保険(払込終了後、戻ってくるお金が払込を上回る死亡保険)。変額保険(保険料の積立部分を投資信託などの運用に回す保険)など。
- 支払う保険料の現状とアドバイス
一方、弊社に保険相談にお見えになるお客様の、実際の保険料状況をお話しします。加入中の保険料は年代にもよりますが、かなりばらつきがあります。新婚さんで「これから必要な保険に入りたい。現時点では保険ゼロ」という世帯から、50代で「いつの間にか10本以上の保険に合計月10万円以上を払っていて、どうにか整理をしたい」という方まで様々です。そこで、保障の必要性や保険の持つ貯蓄機能をご説明したうえで、希望の保険料をお聞きすると、世代毎に共通した金額を希望される傾向があります。以下に、年代別・一般的な世帯と保険へのご希望、保険選びに関するひとことアドバイスをまとめました。
【20代独身の方】
保障としての保険料:5,000~10,000円以下
貯蓄としての保険料:5,000~10,000円
○傾向
保険も貯蓄もどうしてよいかよく分からない。保障をカバーする保険は、最低医療保険があればよい。
○ひとことアドバイス
貯蓄が全くない場合は、医療保険に加えて、お葬式代くらいの死亡保障を準備してもよいでしょう。できれば保障確保以外に、お給料がその分ないと思って、定額や変額の個人年金保険などで、最低、月1万円、天引き積立をしていくことをお勧めします。天引き積立は、NISAを活用した投信積立で希望される方も増えています。
【30代のご家庭 未就学のお子様が1~2名】
保障としての保険料:15,000円以下
貯蓄としての保険料:10,000~20,000円(お子様の人数×10,000円が多い)
○傾向
お子様誕生を機に、初めて保険について真剣に考え、相談に来られる方が多い。お若いので、できるだけ掛け捨てで安い保険料を希望される傾向がある。
○ひとことアドバイス
注意点としては、目先の保険料の安さにつられて、更新型など将来の支払いが重くなってくる保険を選びがちなことです。今後の保険料UPの有無を確認しながら、保険料が割安なうちに、将来まで見据えた保険選びをしておけると安心です。
【40代のご家庭 小学校~高校のお子様が1~2名】
保障としての保険料:20,000円以下
貯蓄としての保険料;15,000~25,000円
○傾向
世帯年収は上がりますが、住宅ローンの返済と教育費がかかってくるため、家計はカツカツという家庭が多い。
○ひとことアドバイス
年齢が上がった分、保障にかける保険料はやや上がることを覚悟してください。この世代は、社会復帰した奥様の死亡保障や医療保障を充実させたいという相談も多く、大切にしたい観点です。
【50代のご家庭 お子様は大学生か独立】
保障としての保険料:30,000~35,000円以下
貯蓄としての保険料:20,000~30,000円
○傾向
この時期になって増えてくるご希望は、保険料をある程度払ってもよいので、終身保険に入りたい。あるいは親の介護で大変さを実感し、介護の保障を準備したい、といった内容が多い。
○ひとことアドバイス
教育費の山場を越え、老後の準備に考えが及び始める年代です。保険料の予算はやや増えますが、年齢が上がるため新規加入はかなり保険料が高くなります。そのため、既存保険の活用を中心に見直しをしていくことが多いです。お葬式代にあたる終身保険や介護保険は、一括払いすると年齢が高くても割安に加入できる場合があります。まとまった資金がつくれたら検討しましょう。
いかがでしたでしょうか?ご家庭の10年先、20年先などもイメージしながら、納得のいく保障と保険料に整理することを目指していただければと存じます。
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