オンラインFP相談も FP相談のお申し込み
お金の基礎知識/最新トピックス
お役立ちマネーコラム

住み替えを考えている方へ

住み替えを考えている方へ
4月は新生活の始まりです。生活の変化にあわせて住み替えを検討している方もいらっしゃると思います。
自宅の住み替えで一番難しいのは、先に自宅を売るのか、先に自宅を買うのか、どちらを先にスタートするのが良いのか、ではないでしょうか。どちらを先にスタートするのかによって「お金の流れ」も「かかるお金」も異なってきます。
 そこで今回は、住み替えの際に皆様からよくご質問のある「同時決済(どうじ・けっさい)」と「引渡し猶予(ひきわたし・ゆうよ)」についてみていきたいと思います。

◆住み替え時の同時決済は難しい
◆引渡し猶予には要注意!
◆同時決済日からそれぞれの物件の引渡し完了までの流れ
◆自分にあった住み替えスケジュールで進めよう
ファイナンシャルプランナー 宅建士 木村みき子
  • Follow me!
  • Instagram
  • Youtube

◆住み替え時の同時決済は難しい
 住み替えにおける同時決済とは、自宅の売却と新居の購入の決済日を同時におこなうことです。 
 仮住まい費用やダブルローンの心配もなく余計なお金がかからない理想的な住み替え方法のひとつではありますが、とても難易度が高い方法ですので、簡単にできるわけではないという事は理解しておく必要があります。なぜ、簡単にできないのでしょうか。
 それは「売却の契約」と「購入の契約」この全く異なるふたつの契約の決済日を同時に設定するには「購入する物件が見つかるタイミング」と「自宅を買ってくれる人を見つけるタイミング」と「それぞれの相手方に決済日をこちらの都合に合わせて調整してもらうこと」が必要になってくるからです。
 つまり、自分の都合だけで進めることができるわけではないのです。決済日というのは、通常、売買契約日から1~2カ月程度でおこなうのが一般的な流れです。そして「同時決済」をする際には、もうひとつ「引渡し猶予」とのセットが必要になってくることがあります。

◆引渡し猶予には要注意!
 先ほどお伝えしたように、決済日は契約日から1~2カ月後に設定しますが、この決済日というのは「決済・引渡し」といって、買主は売主に全額お金を支払い、売主は買主に物件(鍵)を引渡し、物件の登記名義人を移転する日です。
 「引渡し猶予」というのは、買主から全額お金はもらうけれども、物件の引渡し(鍵の引渡し)はちょっと待ってね、という事を買主に了承してもらう必要があります。待ってもらえる期間は長くても10日程度です。
 買主から、そんな事は聞いていないとならないよう、遅くとも売買契約の前、理想は売出すときから、この「引渡し猶予付きで契約すること」を伝えて了承してもらわないと、トラブルに発展してしまうこともあります。

◆同時決済日からそれぞれの物件の引渡し完了までの流れ
① 自宅の売却代金の全額を買主から受け取る。けれども、買主には自宅の引渡しを10日程度待っていただく(決済のみをおこない、引渡しは猶予していただく)
② 自宅の売却資金は全額受取ったので、そのお金で新居のお金を全額支払う。そして新居の鍵も受取る。つまり購入契約は売却契約の引渡しよりも先に「決済・引 渡し」をおこなう。
③ 買主に自宅の引渡しを待っていただいている10日程度の間に引越しを完了させる。
④ 新居への引越しが完了したら自宅を買主に引き渡す。
⑤ 売却と購入ふたつの売買契約の「決済と引渡し」が完了

◆自分にあった住み替えスケジュールで進めよう
 最初にお伝えしたとおり、この「同時決済・引渡し猶予」は、理想的な住み替え方法ではありますが、それと同時にもっとも難易度が高い方法です。自宅の住み替えは、購入を先行させても、売却を先行させても、それぞれにメリットとデメリットがあります。
 そのため、自分の状況を理解し、不利にならないよう伴走してくれる不動産会社と担当者選びが重要です。
家計の窓口ではFPがライフプランを作成し、資金計画を確認します。そして、物件を見にいく段階では、宅建士が周りの環境や駅からのアクセス、その他不動産のプロの視点で気になる点がないか確認をした上で、お客さまが安心して、自分にあった住み替えスケジュールで進められるようにサポートをしています。
 今後、住宅購入や住み替えをお考えの方は、ぜひ一度、家計の窓口にご相談ください。

教育費や家計、資産運用などの疑問はFPに相談して解決しよう!

相談対応の経験豊富な
ファイナンシャル・プランナーが
対応いたします。

相談対応の経験豊富な私たち「家計の窓口」のファイナンシャル・プランナーが対応いたします。

FP相談が初めてという方も安心してご利用ください。
丁寧でわかりやすいアドバイスを心がけています。