出費がかさむ原因は在庫方法にあった!?
そこで今回は、出費を抑えるための適量管理という方法についてお話しします。
- あなたの買い物方法は大丈夫!?
「特に贅沢をしているわけではないのに、出費が多くなってしまうのはどうして?」こんなお悩みの声をよく聞きます。家で使うものだけを買っているつもりなのに、どういうわけか家計が大変になってしまう原因は、あなたの買い物方法と、ストックの管理方法にあるのかもしれません。
調味料や普段よく使う食材、洗剤などの日用品は、常にストックしておきたいですよね。けれども、全部使い切ったときに在庫がないと困るからといって、過剰にストックしていませんか? 確かに、たくさんのストックを持っていると安心できます。とはいえ、どんなに必要なものでも過剰にストックしていると、奥の方に置かれているものは使われずに残って、賞味期限や消費期限が過ぎてしまう可能性があります。また、ストックがあるのにもかかわらず、特売になっているからと、ついつい買ってしまうことはありませんか? いつも使うものは特売のときに買っておいた方がお得かもしれません。けれども、いくら特売とはいえ家にストック品があるのなら、その買い物は余分な出費になってしまうのです。
- 収納ツールの購入が余分な出費を増やしている!?
食材や日用品をストックしておくには、収納しておく空間が必要になります。安心だからとたくさんの量を保管していると、収納できる場所がどんどん狭まっていきます。そんなとき収納場所を確保するために、新しく保管用の収納ツールを購入していませんか? 収納場所がなくなるのは、余分な量の在庫を抱えている証拠。そんなときは、ストックする量を減らせば、収納場所に空間ができ、スッキリ片付けることができます。なので、わざわざお金を使って新しく収納ツールを買う必要はありません。
- 適量管理で出費を抑えよう!
余分なお金を使わないようにするためには、食材や日用品のストックを使用状況にあわせて適量だけを持つようにするとよいでしょう。これを「適量管理」といいます。では、適量はどのように決めればいいのでしょうか? その方法は、1つのものをどれくらいの期間をかけて使い切るかを知ることです。たとえば、洗濯用洗剤を2週間以内で使い切るのであれば、常に置いておくストックの量は2個もあれば大丈夫でしょう。トイレットペーパーなど使い切るのに1ヶ月以上かかるものの場合は、ストックは1個で十分です。今、使っているものを使い切ったら1個ストックを補充する、もしくは、よく行くお店の特売日にあわせて補充するといいですね。ただし、特売だからといって過剰なまとめ買いをするのはやめましょう。あくまでも使用状況にあわせて購入するのがいいのです。
余分なストックを持たない適量管理については、いかがでしたか? 普段から必要な分量だけを買い、過剰にストックしない生活をすれば、余分な出費を抑え赤字家計を防ぐことができますし、ひいては貯蓄しやすい家計にしていくこともできます。出費を抑えるための適量管理、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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