お得感いっぱいのクレジットカード活用術
「ポイントがつくからお得ですよ」と、デパートや専門店で勧められるままに作ったカードもあるかもしれませんね。今、持っているカードの枚数を聞かれても答えられない方は、意外と多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お得感いっぱいのクレジットカード活用術をご紹介します。
より多くポイントをゲットするための注目点
クレジットカードを使うメリットには「現金の持ち合わせがなくても買える」「支払いを先延ばしにできる」等挙げられますが、なんといっても大きな魅力はポイントがゲットできることではないでしょうか。
さて、このポイント、どのカードで集めるのが最もお得なのか、気になりますよね。モノサシとなるのが「還元率」です。還元率とは、カード利用額のうち、利用者に還元される金額の比率のこと。
しかし、「100円で1ポイント還元。○○ショップでお買い物したときは100円で2ポイント還元します」などのように状況によってポイント付与率が変わることがあります。また、年間利用額や年会費の有無によって実質還元率が変わることもあるから、単純には比較できないのが難点です。
賢いポイントゲット方法とは?
では、どうやって賢くポイントを貯めればいいのでしょうか?
それは、自分の買い物の仕方に合ったカードを選ぶこと。そして、選んだカードを常に利用することです。
たとえば、日中買い物に行く機会の少ない方や少しでも安いものを求める方はネットショッピングの利用率が高い傾向があります。その中には、Amazonや楽天といった特定の範囲内で買い物をする方もいれば、どこで買うか決めていない方もいます。ネットよりも、スーパーやホームセンター、家電量販店等リアル店舗でのショッピングがメインの方もいるでしょう。
あなたがどこでよく買い物をするのかがわかったら、自分の消費スタイルに合ったカードの中からより還元率が高くなるものを選びます。年会費に関しては年間利用額や利用回数によって無料になるケースもあります。最小限のカードに集約して使えば、年会費が無料になることもありますので、選択肢から外さず吟味したいところです。
留意したいのは、獲得したポイントの交換条件です。ポイント利用できる範囲が限定されているカードでは、人によっては使い勝手が悪くなります。還元率の高さだけではなく、ポイントの交換条件も考慮して選ぶことが大切です。実際にどのようなカードを選べばいいのか、一例を挙げます。(2014年11月17日現在)
<リーダーズカード>
◇Amazon利用が多い方にオススメ
このカードは平均的な還元率が0.5%といわれるなか、1.5%~1.8%という高還元率を誇っています。カード利用額1,000円ごとに15ポイントが付与され、このポイントをカード利用額に充当される仕組みです。
では、1.8%の高還元率を得るためにどうするべきなのでしょうか。
その方法は、ポイントをAmazonの支払いに限定することです。1ポイント=1.2円で計算されますから、対面型のショップで買い物をするよりもAmazonで利用したほうがお得なのです。ちなみに、JACCSモールを経由してAmazonでカードを使うと、通常のポイントとは別に利用額の0.5%が付与されますので、ますますお得です。
注意すべき点は年会費。初年度は無料ですが、次年度以降前年度の利用額が50万円未満の場合は2,500円+消費税がかかります。そこで、メインカードとして公共料金などの引き落としに利用するなどして、無理なく利用額をクリアできるようにしましょう。
<リクルート・カード&リクルートカード・プラス>
◇リクルート系のサイト(*)をよく利用する方向け
(*)じゃらんnet・じゃらんゴルフ・ホットペッパーグルメ・Hot Papper Beauty・ポンパレ・ポンパレモール・ポンパレeブックストア・赤すぐ・MAROREL・ERUCA・Oisix・ショプリエ・Airウォレット・リクルートかんたん支払・レアジョブ英会話リクルート校・TABROOMStORE
還元率はリクルート・カードが1.2%(年会費無料)、リクルートカード・プラスが2.0%(年会費2,000円+税)と驚異的です。2.0%の還元率を得たいのなら、年間利用額が27万円を超えるかどうかで判断しましょう。ひと月平均22,500円以上使う方は、年会費を考慮してもリクルートカード・プラスのほうがお得です。
ただし、どちらのカードも貯めたポイントは、リクルートが運営するサイトの一部でのみ利用可能です。ポイントが使えるサイトは限られますが、日頃から対象サイトをよく利用している人にとってはお得感のあるカードです。
<漢方スタイルクラブカード>
◇すべての方向け
還元率は1.75%。獲得したポイントは、カード利用額に充当したり、ANAマイレージクラブに無料で移行できたりします。気になる年会費ですが、初年度は無料、次年度以降1,500円+消費税となっています。平均的な還元率0.5%のカードを利用している方で年間13万円以上、ひと月平均1万円ちょっとの利用額があれば、年会費を払っても漢方スタイルクラブカードのほうがお得です。
*実際に検討する際は、ポイントの有効期限や交換できる最低ポイント数など還元率以外の留意点もよく確認してくださいね。
不要なカードは即解約
「初年度年会費無料」と説明を受けて作ったカードをそれっきり利用せず、引き出しの奥に眠らせていませんか?そのカードは次年度以降、年会費が引き落とされています。不要なカードであれば、すぐに解約しましょう。利用しないのに年会費だけ支払っているなら、ただの金食いカードです。即解約して、お金を楽しく有意義に活用してください。
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