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真剣に貯蓄を増やすために大切なこととは?

真剣に貯蓄を増やすために大切なこととは?
なんとなくお金を貯めるより、「これから子どもをしっかり育てていこう」「○年後に家を買おう」という前向きな目的があったほうが、真剣に貯蓄を増やそうという意欲が生まれます。つまり、家計のやりくりを成功させ、貯蓄を増やすために大切なこと。それは、「貯蓄する目的をもつこと」なのです。
ファイナンシャル・プランナー ゆりもと ひろみ
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大切なのは貯蓄目標をもつこと

私自身の経験で恐縮ですが、結婚した当時はよく雑誌で「100万円貯めよう」という特集を見かけました。そこで、「まずは100万円だ!」と思って貯蓄に精を出し、わりとすぐに貯めることができました。ところが当時はFPでもなく、お金の知識もありませんでしたので、100万円の次の目標が出てきません。すると、貯蓄が100万円から増えなくなってしまいました。100万円を超えたらなんとなく使ってしまうことを繰り返しているうちに、夫の転勤と出産を経験。ここでようやく「この家計のままではマズイ!」と気づいたのです。「夫が転勤すると、そのたび私は新しい仕事を探さないといけなくなるのだな」「子どもの教育はどう考えればよいのだろう」「住居はどうしたらいいのだろう」ということがいっぺんに心配になって、お金のことを調べ始めました。そこから調べすぎてFPになったという経緯があります(笑)。

 

このように、貯蓄に関しては最初に目標をもつことがとても大切です。「何のために」「いつまでに」「いくら」という目標を決められると良いですね。住宅取得や子どもの教育費準備などは、計画が立てやすい資金です。では、独身の方や、結婚したばかりではっきりした目標がない場合は、どうすればいいのでしょうか?その場合は、まず「何かあった時のリスクに対応するための貯蓄」を用意することから始めると良いでしょう。

 

ぜひ準備しておきたいリスク対応貯蓄

リスク対応貯蓄というのは、ご主人が突然リストラされたり、家族の誰かが入院して大きな出費が発生したりというアクシデントに備える貯蓄のことです。最低でも生活費の3ヶ月以上の予備貯蓄があれば、家計のアクシデントを乗り越えて生活を立て直すことが容易になります。家計のリスク対応貯蓄は、月々の生活費の最低3ケ月分、できれば1年分あれば素晴らしいですね。例えば月30万円の支出があるご家庭であれば、30万×3ヶ月で最低100万円ぐらいとなります。独身の方であっても、この考え方は大切なので使えると思います。

 

エアコンの自動調整のような貯蓄はもうやめよう!

「その予備の貯蓄はもうクリアしています」という方は、次の目標を設定しましょう。100万円の貯蓄をクリアした方は、次に300万、500万円を貯めていくにあたって、自分をきっちり動機づけするための目標設定が必要になってきます。これがないと、エアコンの自動調整のように、100万円から減ると危ないと思って100万円まで貯めようとするのですが、大きく増えると安心して使ってしまい、また100万円に戻ることを繰り返すようになります。当初の目標をクリアできた場合は、目標の再設定をして気持ちを入れ替えることで、貯金がまた増えていくようになります。

1,000万円貯めたいのであれば、「1,000万円が我が家にとって何のために必要か」という、自分が心底納得できる理由が必要です。希望の住宅を買うための1,000万円でも良いでしょう。「自分や家族の夢を叶えるためには1,000万円必要なんだ!」という動機づけをしっかりすることです。これができれば、半分ぐらい成功したのも同じです。

努力を始めても、計画どおりにいかないのが世の常ですし、つらいことやストレスが溜まることもたくさんあります。そのときに動機が弱いと「大変だし、やっぱりや~めた」となってしまうかもしれません。けれども、「こういう目的のために、私は1年で○万円貯めたかったんだわ」という想いに気づくことで、多少予定外のことがあっても負けずに、目標に向かうモチベーションを維持することができます。

 

このコラムをきっかけに、ワクワクするような貯蓄目標を立てていただければ幸いです。貯蓄の達人を目指して頑張りましょう☆

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