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無意識な支出をストップ!貯蓄できる家計に必要なのは「支出の意識化」

無意識な支出をストップ!貯蓄できる家計に必要なのは「支出の意識化」
毎日の生活に関わる「食費」や「日用品」は比較的節約しやすく、節約の成果がわかりやすいものです。しかし、生活必需品の節約になるため限度があり、大きな支出の削減は期待できないのが頭の痛いところ。そこで節約の成果をだすだめに、注目していただきたいものがあります。それは、無意識のうちにお金を使ってしまっているものです。よくよく確認してみたら、必要でないのに無意識のうちにお金を支払っているものがあるかもしれません。
ぜひこの機会に“無意識”になりがちな支出項目を“意識化”して、必要のない支出をしっかりチェックして、無駄をなくしておきませんか?
山本美紀
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要チェック!使っていないサービスの年会費

筆頭に挙げられるのが、「クレジットカード」です。皆さんの中にも、ライフスタイルの変化に伴い、メインカードを切り替えた経験のある方は多いと思います。その後、使わなくなったカードはどうしましたか? そのままにしていませんか?

 

今は年会費無料のカードが増えましたが、「初年度のみ無料」というカードもまだ多く存在します。サービスを使っているならともかく、使っていないサービスに年会費を払うのは、「ムダ」ですよね。1年間で1,000円程度の会費であったとしても、たいしたことないと見て見ぬフリをするのはやめましょう。年1,000円の会費であっても、10年持ち続けたら、1万円の出費になります。解約するのが面倒くさいと放置している方もいるかもしれませんが、電話1本、時間にして10分もあれば済んでしまいます。その10分を後回しして失うお金を考えたら、もったいないと思いませんか? 今すぐ解約しましょう。

 

年会費はクレジットカードに限りません。ロードサービス、ディスカウントスーパー、ファンクラブなどで、年会費がかかる場合があります。年に1回のことなので、忘れがちな上、たいていはクレジット払いか口座引き落としになっていることが多いので、気づいたらもう支払いが終わっていた・・ということもよくあるパターン。クレジット明細や口座の出金記録を今一度チェックしてみてくださいね。

 

そのお得になるサービスは本当に必要なものですか?

先のクレジットカードにも当てはまることなのですが、携帯電話やスマートフォン購入時、店舗での会員登録時などには、さまざまな魅力的なサービスが付帯していて、その日のお買い物がとてもお得になるものがあります。

 

先日、筆者の家族も買い物に行って帰ってきたら、商品と一緒に「会員登録書」を持ち帰ってきました。そのお店の会員になっていたのです。今回の買い物から値引きをしてもらえて、年会費は初年度無料のものでした。1年、あるいは〇ヶ月以内にやめれば費用はかからないものなので、一見お得なように思えます。しかし、2年目からは年会費がかかります。年会費以上に得をしないといけないという感情が生じると、さほど必要でないものを買ったり、量を多く買いすぎてしまったりしやすくなります。

 

ここで大切なのは、会員にならなくてもそのお店をこれからも使い続けるかを見極めるということです。たとえ年会費を払ったとしても買い物をすれば、年会費を上回る割引やサービスが受けられます。ただ、それが「その店の商品が欲しいのか」、「割引しているからそこで買うのか」で大きく意味合いが変わってきます。前者であれば、お店もあなたもお互いハッピーで良いのですが、後者であれば、それは割引を享受するために、わざわざ買い物に出かけて使わなくて良いお金を使ってしまっているという、本末転倒な状態かもしれません。会員特別セールなどの情報がなければ、買わなかったものを、「お得だから」に惹かれて、ついお金を使っていないかどうか、今一度考えてみましょう。

 

携帯・スマートフォンであれば、購入時に入っていたオプションサービスが本当に必要かどうかを検討しましょう。オプションサービスは数百円でも毎月かかるので、お持ちのご家族全員分となると1年間で支払っている金額はかなりの額になるはずです。

 

「電子マネー」で支払っている額を把握しておこう

Suicaに代表されるように、電子マネーは私達の生活にすっかり欠かせないものになっています。使える場面もどんどん増えており、わざわざお金をだす手間がなくとても便利ですね。総務省統計局が発表した「家計消費状況調査」(H29年)によると、電子マネー利用世帯(2人以上の世帯)における2017年の電子マネーの利用金額は1ヶ月平均1万7,644円だそうです。

 

皆さんはいかがでしょうか? ここですぐに「うち(私)はこの位だな」と答えられる人は、使っている金額を把握されているということ。危険なのは、「電子マネーでいくら使っているのかわからない」という状態です。

 

電子マネーは、便利さがゆえに、気軽に使ってしまうという危険性も潜んでいます。1回あたりの金額も少額のことも多く、交通費、飲料やお菓子の購入費、飲食代など、項目も混ざってしまっているため、さらに把握しにくい部分でもあります。

 

細かく管理するのが難しくても、1ヶ月の予算を決めるなどして、無意識に使いすぎてしまうのを防ぎましょう!

 

上に挙げた3つの項目をぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。1つ1つは大きな額ではないかもしれませんが、少額でも大事な資金は無駄にしたくありませんし、積み重なると、年間では数万円あるいはご家族合わせて10万円以上の「ムダ」が発見されるかもしれません。知らないところで流れ出てしまっているお金をしっかりとめて、今以上に貯蓄ができる家計の強化を図ってくださいね。

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