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はじめてのNISA ファイナンシャル・プランナーがお答えします!①

はじめてのNISA ファイナンシャル・プランナーがお答えします!①
第1限 「NISAをすればお金が増える」って聞いたのですが本当ですか?
株式会社FPフローリスト代表取締役社長
CFP®認定者
宅地建物取引士
一種外務員
ファイナンシャル・プランナー
圦本弘美
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Q.ファイナンシャル・プランナーさんに質問したかったことです。今NISAを始める人が増えていると聞き、私もやってみたいと思います。「NISAをすればお金が増える」って本当ですか?

A. NISAは投資の利益が非課税になる制度のことで、NISA制度を活用するためには「NISA口座」の開設が必要です。そして、「NISA口座を作ること」イコール「投資すること」ではありません。

投資を始めるためには、通常の預貯金や引き落としに使われる「普通の銀行口座」ではなく、まずは証券会社等で「投資を行うための口座」の開設が必要です。この投資を行うために必要な口座が、証券口座です。

通常の証券口座(特定口座など)では、投資の利益から約2割の税金が差し引かれてしまいます。それに対して「NISA口座」は、一定の金額までは投資で利益が出ても税金の支払いが不要です。

押さえておきたいポイントは、NISAはあくまでも「上手くいって投資した資金が増えた時、税金を払わなくて済む分、手取りが増えるよ!」という制度であり、NISAで投資したら必ず資産が増えるという訳ではないことです。投資をするのですから「何に投資をするか」が、ものすごく重要です。損をする可能性だってあります。また、ネットで人気のある商品が自分に合っているとは限りません。

何に投資したらよいのかしっかり勉強するか、投資する商品の選び方を教えてもらえるところに相談して始めることをお勧めします。

Q.では、NISAを始めるにはどんな勉強をしたらよいですか?

A.NISAを始める」ということは、正確に言うと、「NISA口座を活用して投資を始める」ということです。ですから、「投資って何?」「投資をするメリットと注意点」「具体的には何にどうやって投資するのか」ということを知ってから始めることをお勧めします。

投資の世界は、自動車運転のように免許を取らないと始められないわけではなく、誰でも今日からでも参加することができます。けれど、いろいろなルールや法則がありますので、それを知らずに始めてしまうと、大きな痛手を被る恐れがあります。投資の世界の痛手というのは、大切な元金が大きく減ったりなくなったりしてしまうことです。

投資の勉強というと、理想的には、以下の様な点に対して、自分なりの投資哲学を持って投資実行できることがゴールになります。

・何に投資するか?
・どれくらいの期間投資をするのか?
・いつ投資をするか?
・いつ利益を確定するか?
・予想しなかった経済の変動があった時にどう対処するか?
・失敗を減らすための分散投資をどうやって実行するか?

Q.勉強することがたくさんあるのですね
「これだけ分かればNISAで投資を始めてもよい!」というポイントがあれば教えて下さい。

A.「たくさんの勉強が必要そうだな」という印象を持たれたのですね。しかし、そもそも投資を始めないことには、理解が進まないしお金が増えない、という考えも一理あります。では、どうしたらよいでしょう?

資産運用が初めての方のためにお勧めなのは、「パッケージ商品を利用して投資を始める」ということです。具体的には「投資信託(とうししんたく・ファンドと言うこともある)」という商品を使って投資を始めながら勉強を進めて行くことです。実はNISAは投資信託での投資を応援するような仕組みになっています。投資信託を活用することで、初心者が失敗しやすい落とし穴をいくつか回避する形で投資をすることができます。

ただし、投資信託は現在日本に約5,800本以上もあります(投資信託協会HP 20254月末統計より)。投資対象やリスク、運用成績は様々です。最初は初心者向けのものか、プロがあなたにあわせてセレクトしてくれた投資信託から始めるのがお勧めです。Webや雑誌で紹介されているお勧めファンド(投資信託)は、必ずしもあなたの状況(資金余力や運用期間や知識レベル)に合っていないかもしれないので気を付けましょう。

「投資について興味があるが、勉強したことがないし、仕組みもよくわかっていない」という状態で、個別の株式や債券等の投資からから始めると大きな損失を出してしまう可能性があります。そのため、まず投資信託の仕組みから勉強すると無駄なく、早く投資において気をつけておかなければならないことや、投資と向き合うために必要な考え方がわかります。

投資信託について知りたい方は、こちらもご覧ください
投資信託って何ですか? 

最後に
「資産運用やNISAに興味がある」「自分が今行っている資産運用のやり方が、自分にあっているのかを知りたい」
そういった場合には、ぜひ家計の窓口にご相談ください。
家計の窓口では、皆さんの資産状況やライフプランに合った運用方法をご提案させていただきます。

 

株式会社FPフローリスト 金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第717

【投資信託の取引にかかるリスク】
投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、申込手数料等の費用が異なり、多岐にわたりますので、詳細につきましては、それぞれの投資信託の「目論見書」「目論見書補完書面」を必ずご覧ください。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

・主な投資対象が国内株式
組み入れた株式の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。・主な投資対象が円建て公社債
金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

・主な投資対象が株式・一般債にわたっており、かつ、円建て・外貨建ての両方にわたっているもの
組み入れた株式や債券の値動き、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

【投資信託の取引にかかる費用】 
投資信託へのご投資には、所属金融商品取引業者等およびファンドごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸経費等をご負担いただく場合があります。(手数料等の具体的上限額および計算方法の概要は所属金融商品取引業者等およびファンドごとに異なるため本書面では表示することができません。)

・お買付時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「買付手数料」:所属金融商品取引業者等、ファンドによって異なります。

・保有期間中に間接的にご負担いただく主な費用
「ファンドの管理費用(含む信託報酬)」:ファンドによって異なります。

・ご換金時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「信託財産留保額」「換金手数料」:ファンドによって異なります。

買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。各商品のお取引にあたっては、当該商品の目論見書をお渡ししますので必ず内容をご確認のうえ、ご自身でご判断ください。

このコラムの著者

ゆりもと ひろみ

ゆりもと ひろみ

ファイナンシャル・プランニングで
日本を元気にします!
  • CFP®認定者
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 宅地建物取引士
  • 一種外務員

プロフィール

大阪府出身。1995年神戸大学理学部地球科学科卒業(現地球惑星科学科)
出産を機にマネープランの必要性を痛感し、FP(ファイナンシャル・プランナー)となる。一男一女の子育てをしながら、 開業以来1,200件以上のFP相談を受ける。資産運用・家計管理・住宅購入・保険見直しなど幅広いマネー相談に精通し、働くママとして奮闘する経験を生かした、親身なアドバイスが好評。 2013年「株式会社FPフローリスト」を設立し、社長向けFPコンサルや従業員向けFP相談サービスを開始。日々良質のFPサービスの普及に尽力している。

執筆取材

日経新聞/東京新聞/テレビ東京(ワールドビジネスサテライト)/BS日テレ/フジテレビ(FNNスーパーニュース)/文藝春秋社(文藝春秋)/プレジデント社/宝島社(リンネル)/日本FP協会/日本金融通信社/楽天証券(トウシル)/リクルート(SUUMO)/大創出版(家計ノート)/学研/全国共済/一般財団法人教職員生涯福祉財団/他多数

講師講演

NEC労働組合/日本フイルター/首都高速道路株式会社/日研フード/厚木市教育委員会/高相建設業組合他

著書

「FP相談を仕事にしたい!ファイナンシャル・プランナーになりたい女性のための完全ガイド」/ 中小企業デザイン総合支援センター

その他

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