オンラインFP相談も FP相談のお申し込み
お金の基礎知識/最新トピックス
お役立ちマネーコラム

パパと家計の意見が合わない!どうすればよいですか?

パパと家計の意見が合わない!どうすればよいですか?
みなさまこんにちは。家計の窓口のゆりもとひろみです。このお悩みは、私たちのようなFP会社ではよく相談されるものの一つです。「ママは、お金のことはふわふわしている。家計簿はつけていない」「パパは、やや心配性でお金を含め、何でもきっちりしている」といったカップルですと、家の中でお金の話をしても全くかみ合わないようです。それ以外の「夫婦2人ともお金にふわふわしている」ケースは、FPに相談しようなどと思いもしないでしょうし、「夫婦2人ともきっちりしている」ケースは、自分たちでしっかり家計管理をされているので、やはり相談割合としては低いです。ですので、世間一般の正確な割合は分からないのですが、FP相談にお見えになるカップルのお悩みとしては、「ふわふわ系&きっちり系のカップルのため、お金のことになると話が進まない」ということが多い印象を持っています。

お金ふわふわ系ママが、弊社のマネーセミナーなどを聞いて、「私も資産運用を始めてみたい!」と家できっちり系パパに報告すると、「家計の管理もできていないのに、そんな危ないことをするな!」と叱られて、困って再度相談に来られたりします。このような場合、FPから見て、ご主人様をどう説得すれば運用OKがもらえるか、コツをご紹介いたします。
ファイナンシャル・プランナー ゆりもと ひろみ
  • Follow me!
  • Instagram
  • Youtube

方法① ママのお小遣いの範囲で小さく始める

ふわふわ系ママが、資産運用をした方がどうしてよいのか、リスクをコントロールしながら運用する方法で始めるのだ、ということを、パパにうまく説明することは難しく、政治経済のことに詳しいパパに大体撃沈されてしまいます。ですので、説得を試みるのではなく、次のように話してみることをお勧めします。

「私も経済の勉強をしたいので、私の責任のとれる範囲で資産運用をさせてください。お小遣いの中で始めるので、家計に迷惑はかけませんから」

こういう話の持って行き方をすると、OKが出やすくなるでしょう。

きっちりパパの気持ちを代弁すると、「ふわふわママが経済のことを勉強してくれるのはよいことだ。でも、先日ブランドバッグを衝動買いしたみたいに、リスクのある投資商品を衝動買いされたら困る。お小遣いの一部でやるなら、家計に悪影響は出ないだろうから、まあいいんじゃないか」という、理性的な判断をしています。「勉強したい」と「家計に悪影響がでない」が承諾ポイントになります。

楽天証券などでは、月1,000円の投資信託積立からスタートできることも伝えれば、きっちりパパも安心してOKを出してくれやすくなります。

方法② 将来の資金の見える化をする

「家計の貯蓄部分も一部投資に回してみたい」という場合は、パパを説得するための「数字」が必要です。月々やボーナスでいくらの貯蓄ができていて、車の買い替えや教育資金などを除くと、不要不急の余裕資金がいくらあり、その範囲で運用に振り分けてはどうか、という順番で話すとOKが出やすくなります。

一番効果的なのは、ライフプランを作成することです。FPのメインのサービスはライフプラン作成で、ご家族が希望の人生を送るためには、今後「いつ頃」「いくらのお金が必要か」が、バシッと見える化されます。「将来の資金をより潤沢にする方法のひとつとして、資産運用を家計に取り入れてはいかがでしょうか」とご説明すると、前向きに検討頂けるケースが多いです。こういう時、きっちりパパは仕事モードになって、「現在の貯蓄ペースでは将来の資金準備にこれだけ不足が生じるなら、貯蓄を増やすのと同時に、運用も取り入れて行った方がよいのだな」「現在の貯蓄のうち、10年以上先に使うお金はこれだけあるから、この範囲で運用をして見ようか」と考えてくださいます。

 

方法①で小さな実績を作ってから、ご夫妻で話しあって家計の資産運用に取り組んでいく、というのが無理のない始め方かもしれません。ご夫妻だけでは判断が難しい場合は、FPがお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談下さいね。

 

※本コラムは楽天証券<お金と投資をもっと身近に> 投資情報メディア「トウシル」にて執筆したコラムを転載しております

教育費や家計、資産運用などの疑問はFPに相談して解決しよう!

相談対応の経験豊富な
ファイナンシャル・プランナーが
対応いたします。

相談対応の経験豊富な私たち「家計の窓口」のファイナンシャル・プランナーが対応いたします。

FP相談が初めてという方も安心してご利用ください。
丁寧でわかりやすいアドバイスを心がけています。