値下げ競争で携帯会社はどこにする?格安プランのオトク度を徹底比較
今回は各社格安プランの内容と自分にあったプランの選び方を説明します。
大手3大キャリアの格安プランって何?
大手3大キャリア(docomo、au、SoftBank)が今回発表した格安プランの名称は下記のとおり。
docomo → ahamo(アハモ)
au → povo(ポヴォ)
SoftBank → LINEMO (ラインモ) ※SoftBank on LINEから名称変更しました
3社ともサブブランドではなく、あくまでメインブランドの新プランとしての設定です。回線の安定性は保たれるでしょう。ただし、低価格のため、プラン変更の手続きは店頭ではできず、オンライン手続きのみとなっています。電話番号は引き継ぐことができますが、新プランに変更後は各キャリアのメールアドレスは利用できません。
料金設定は同一条件で比較すると、いずれも下記の通りです。
国内高速データ容量20GB & 5分かけ放題 2,980円(税抜)
国内高速データ容量20GB & 通話し放題 3,980円(税抜)
各社の違いはなんですか?
ほぼ横並びともいえるプランですが、上記以外の部分でそれぞれ特徴的なサービスがありますのでおさえておきましょう。
docomoの新プランahamo(アハモ)は海外でも20GBのデータ通信が可能
auの新プランpovo(ポヴォ)は5分かけ放題不要の場合、2,480円(税抜)
オプションでデータ使い放題24時間200円をつけることもできる
SoftBankの新プランLIMEMOはLINEの利用は通信無制限*
*一部対象外となる場合があります。
回線網にこだわりがない場合、海外で利用したいという人はahamo、5分かけ放題が不要な人はpovo、LINEをよく利用し20GBを超える人はLINEMOが有力候補となるでしょう。
新プランに向かないのはこんな人
新プランは格安! ですが、手続きはオンラインのみとなっています。店頭で手続きをしてもらうことができないため、スマホに不慣れな方の場合はおすすめできません。そもそもスマホに不慣れで、データ利用量が少ない場合は変更前後で料金があまり変わらないかもしれません。
また、新プランでは固定回線とのセット割引、家族割引がありません。家族で回線数が多く、データ利用量が少ない場合などでは既存のプランの方が安いということもあるかもしれません。
電話番号は引き継げますが、メールアドレスは引き継げないため、アドレスをどうしても変更したくない場合、新プランは対応できません。
「3大キャリア新プランvs.楽天モバイル」どっちがお得!?
楽天モバイルからも新プランRakuten UN-LIMIT Ⅵが発表されました。3大キャリアの新プランと比較すると圧倒的にお得なプランとなっています。
格安SIM他社が4Gのみ対応なのに対し、Rakuten UN-LIMIT Ⅵでは3大キャリア新プランと同様に4G、5Gに対応しています。
料金を比較してみると、3大キャリア新プランが20GBで2,980円なのに対し、Rakuten UN-LIMIT Ⅵは楽天回線エリアの場合データ無制限で2,980円です。さらに20GB以下の場合は料金が段階制になっており、20GBまでは1,980円、3GBまでは980円、1GBまではなんと0円!
通話についてもRakutenLinkアプリを利用すると追加料金なしで通話し放題です。
楽天回線エリアに対応していない地域ではパートナー回線に切り替えられ、データ無制限ではなく5GBまでとなるため、回線エリアの確認が必要ですが、Rakuten UN-LIMIT Ⅵが超格安プランであることに間違いありません。
3大キャリア新プランと違って店舗でのサポートを受けることができる点も安心です。
3大キャリア新プランと楽天モバイル新プランについてご理解いただけましたか?
通信費削減は家計改善の要です。手続きが面倒だと思うかもしれませんが、一度やってしまえば、あとはずっと通信費を節約することができます。3大キャリア新プランは今なら各社3,000円相当のポイントなど付与キャンペーンを行っています。
楽天モバイルも5,000ポイント還元キャンペーン中です。
4月からは各社MNP(携帯電話番号ポータビリティ)手数料を撤廃する予定となっています。2年契約縛りの違約金も引き下げられています。不都合があった場合はまた元のキャリアに戻すこともできますので、これを機に試しに一度プラン変更をしてみてはいかがでしょうか。
※2021年2月3日現在。最新情報は各社ウェブサイトをご確認ください。
ahamo
povo
LINEMO
楽天モバイル
※本コラムは楽天証券<お金と投資をもっと身近に>投資情報メディア「トウシル」にて執筆したコラムを転載しております。
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