必見!お得なデパート買い物術
利息は積立1ヶ月分!?
毎月一定額を積み立てると、1年後に1ヶ月分の積立額がボーナスとしてプラスされ、お買物券(カード)になって戻ってくるのがデパート積立です(稀に0.5カ月分加算の場合もあります)。たとえば、毎月1万円を1年間、合計12万円積み立てると、1万円が加算され、13万円のお買物券(カード)になるという仕組みです。一方、現在(2014.7)の大手銀行1年定期の金利は0.025%。1万円(税引後)の利息を得るには、なんと5,000万円もの預金額が必要になります。お買物券(カード)は積立をしたデパートでしか使えませんが、デパート積立がいかにお得かおわかりですね。
プラスアルファのサービス付きも!?
最近のデパート積立は、プラスアルファのサービス付きのものもあるので要チェックです。たとえば、東京・新宿駅の近くにあるA百貨店。通常のコースに加えて、0歳(妊婦)から12歳(小学6年生)の子どもがいる家族を対象とした特別コースがあります。積立期間は1年間、毎月の積立額は3,000円と5,000円から選択可能。通常のコースと同様の1ヶ月分のボーナスに加えて、出産や入園、小学校入学・卒業時にプレゼントがもらえるのです(入園時のプレゼントは5,000円のコースのみ)。プレゼントの内容はそのときどきで変わりますが、2014年7月現在は1,000円相当のお買物券となっています。それ以外にも、さまざまな子ども向けの施設利用料が優待価格になったり、関連会社が運営する「民間学童保育クラブ」のサービスを一部無料で利用できたりします。A百貨店を利用するファミリーにとってはありがたいサービスですね。
利用するならバーゲン等で利用するデパートを
いくらお得だからといっても、普段利用しないデパートで積立をしても宝の持ち腐れです。お気に入りのブランドが入っていたり、勤務先や自宅に近くてよく立ち寄ったりするデパートをチェックするのがオススメです。満期にもらえるお買物券(カード)には、通常有効期限がありません。いつもお財布に入れておけば、ふらりとデパートに立ち寄ったとき活躍してくれます。筆者は若かりし頃、毎月5,000円の積立をして、満期金65,000円をバーゲンで使い切っていました。大手のデパートでしたから、あらゆるメーカー、ブランドのショップが入っていて、品揃えが豊富でした。また、毎年洋服を買うためのお金を捻出する必要もなかったので重宝しました。“洋服はデパート積立で買う”などマイルールを決めておけば、家計管理もラクになりますよ。
少額から積立OKのものが増加中!
積立は5,000円から始められるところが多いのですが、3,000円からOKというデパートもあります。また、最近は「半年積立コース」が準備されているところもあります。各デパートによって積立条件や買物対象商品が異なりますので、自分にとってメリットの大きいデパートを選ぶようにしましょう。
利用する前にここは注意!
お買物券(カード)は積み立てたデパートや関連グループでしか利用できませんが、もっとも注意したいのは百貨店の安全性です。倒産してしまったら、積立額が全額戻らないこともあります。よく利用していたショップがデパートから撤退した、引っ越しをしてデパートに行けなくなってしまった・・・なんてことも。以前は余ったお買物券を金券ショップで換金という裏技もありましたが、現在はチャージ式のカードになっている場合が多く、売却できないものも増えています。この点は積立を始める前にチェックしておくといいですね。
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