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~債券にはどんな種類があるの?債券ファンドの言葉と意味~

~債券にはどんな種類があるの?債券ファンドの言葉と意味~

皆さんが運用している投資信託が、どのような商品に投資しているかご存知でしょうか?投資信託の投資対象は、株式や債券、不動産、原油、金等多岐にわたります。そのなかで、最近お客様から「債券型のファンドは、株式型のファンドと違ってあまりなじみがないので、よくわからない」といったご相談をお受けします。そこで、今回は債券の種類についてわかりやすくお伝えしようと思います。
                        

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◆債券にはどんな種類があるの?

「債券(さいけん)」とは、一定の信用があって、市場で売買できる借用証書のようなものです。発行体が国であれば国債、会社であれば社債です。債券で運用する投資信託には「ソブリン債(国債)」「ハイイールド債(信用の低い債券)」「エマージング債(新興国の債券)」といったものが存在します。今回は、これら用語の説明を中心にしていきたいと思います。

Q:ソブリン債とは?

 各国の中央政府や政府機関によって発行された債券のことです。つまり、国債や政府機関債のことです。なお、日本で使われるソブリン債という言葉は「格付けの高い国債」を指すことが多く、安全性が高い債券という評価を得ています。債券は長期で運用するものなので、安全性が高いというのは安定した利回りを期待できることになります。ただし、運用先の債券が格下げされてしまうと安全性も下がってしまうため、価値が下がることもあります。

Q:ハイイールド(ハイインカム)債とは?

 上記のソブリン債とは逆に格付けの低い会社や政府が発行した債券を指します。信用力の低い社債などが中心となっており、例えば米国の格付け会社であるS&P社からBB以下の格付けを付与された債券を指します。信用力が低いことの半面、高い利回りが期待できます。近年では魅力的な金利がクローズアップされ人気は高いものの、リスクも相応に高いです。そのため、金融危機などでは投資先によっては大きな価格が大きく下がってしまう可能性もあります。

Q:エマージング債とは?

 簡単に言えば新興国の政府、政府機関、企業が発行する債券のことです。格付けの高い新興国はソブリン債と呼ばれたり、逆に格付けの低い新興国債はハイイールド債と呼ばれることもあります。高い経済成長が見込まれるため、高い金利が期待できる反面、通貨危機などのリスクが先進国と比べて高いのが特色です。

それぞれを整理してみると、次の図のような特徴があります。

 

 

 

 

 

◆では、どういったときにどのような債券の投資信託を購入すればいいの?

Q:金利の高いものを組み入れているものがいいんじゃない?

一番大事なのはあなたがどのような目的で投資するかです。高リスク高リターンか低リスク低リターンのどちらがいいですか?

Q:うーん、債券なら高リスクより、安全な資産がいいけど、それだと利回りが低すぎない?

安全という観点であればソブリン債が一番良いでしょう。低い利回りが気になるようであれば、成長を期待できるエマージング債やハイイールド債を組み合わせます。ただし、エマージング債では、新興国が利下げをしているとき、ハイイールド債では景気の下り坂では避けたほうがいいでしょう。目的が安定運用の方は特にそうです。

◆まとめ

債券型のファンドは株式型のファンドに比べて価格変動が緩やかな傾向がありますが、信用低下などにより急落することもあります。また、現在の日本の金利情勢では、国債の価格上昇は期待しにくく、利益を得るのが容易ではありません。
ぜひ、この機会に「私は何にどれくらい投資をしているのか」ということを改めてご理解いただき、今後の運用に役立てていただければ幸いです。

 

~ このレポートについて ~

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