“お金が貯まるポーチ”の上手な使い方
おろしたお金の管理方法として、“お金が貯まるポーチ”をご紹介します。実はこれは昔からある家計管理手法の「袋分け」の進化系。バラバラになってしまう袋がスタイリッシュにまとまります。
デザインはお好みのもので大丈夫です。肝心なのは“項目”の決め方と“予算”の金額です。自分の使い方とあっていない項目で分けてしまうと、混乱してうまくいきません。無理な金額で予算を立てると結局足りなくなってまたお金をおろしてしまいます。自分にあった項目分けと金額設定をすることが肝心です。
ここではオススメの方法を2つご紹介します。
1.用途ごとに管理する方法
ごく一般的な方法ですが、用途ごとに金額を決めて袋分けをする方法です。用途は食費、日用品費、外食費、美容費、被服費などが挙げられます。
ただし、うまく管理するにはちょっとした工夫が必要です。ある用途のお金が足りなくなった場合、他の用途から借りたりして、結局、訳が分からなくなるということがよくあります。
「節約するぞ!」と意気込み過ぎて無理な金額設定にしないことが大切です。また、毎月あるわけではない大型出費や冠婚葬祭などの特別出費用の袋を準備しておくことも、うまく管理するための工夫の一つです。
既存の費目にこだわる必要はありません。食費と日用品費を同じお店で購入する場合は食費・日用品費で一つの袋にする、コンビニ費をつくる、など自分にあった項目をつくりましょう。市販のポーチはクリアケースの数が少ないようです。必要な数だけクリアケースを買い足しておきましょう。
2.期間で管理する方法
「細かい費目の管理なんてできない!」という人は、用途にかかわらず、1週間に使えるお金を決める方法がオススメです。
食費や日用品などの用途にかかわらず、1週間の予算を〇〇円と決めて、1週間ごとにクリアケースにお金を入れます。このように期間で管理する場合には1カ月を4週間とするのではなく、5週間としておくことが管理をうまく行うコツです。
5週に分けることで、1週目または5週目に余裕が生まれます。余ったら他の週に回すことができ、予算通りにいかない場合のストレスを軽減することができるはずです。
ストレスフリーでお金を管理しよう!
パーキンソンの法則を攻略するお金が貯まるポーチの活用術をご紹介しました。ポーチの活用は1カ月間予算を持たせるための手段です。最終的に、おろしたお金はパーキンソンの法則通りストレスなく全部使ってしまってOKです!
お金をおろすのは月1回ということを守れば、自然と貯蓄額が増えていくはずです。管理することにストレスを感じてしまっては本末転倒なので、ポーチを上手に活用してお金は気持ちよく使ってくださいね!
FPフローリストは、他にも、一人ひとりに合わせた貯蓄方法や資産運用の方法をご提案しています。「将来に向けて貯蓄をしているけど、これで大丈夫?」と、少しでも迷われたら、家計の窓口にお気軽にご相談ください。
※本コラムは楽天証券<お金と投資をもっと身近に>投資情報メディア「トウシル」にて執筆したコラムを転載しております。