オンラインFP相談も FP相談のお申し込み
お金の基礎知識/最新トピックス
お役立ちマネーコラム

新型コロナで家計がピンチに!3分でわかる経済的ダメージの乗り切り方~家計支援の融資制度~

新型コロナで家計がピンチに!3分でわかる経済的ダメージの乗り切り方~家計支援の融資制度~
新型コロナで様々な情報があふれる中、こういう時だからこそ、知っておきたいマネー関連の情報をわかりやすくお伝えします。
今回は、新型コロナで経済的なダメージを受けてしまった方への融資制度を中心に、柳澤FPからお届けします。
ファイナンシャル・プランナー 柳澤 美由紀
  • Follow me!
  • Instagram
  • Youtube
ファイナンシャル・プランナー柳澤美由紀です。
 
1人10万円もらえる「特別定額給付金(仮称)」の概要
が明らかになりました。
郵送申請とオンライン申請の2つの方法が選べますが、
オンラインはマイナンバーカード(写真付き)所有者だ
けが利用できます。申請期限は受付開始から3ヶ月以内
ですので、5月以降に役所から届く書類は必ず開封し、
速やかに手続きを行いましょう。
 
★特別定額給付金の概要(総務省)
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html
 
ちなみに、2020年4月分の児童手当の対象となるご家庭
は児童1人につき1万円の「子育て世帯への臨時特別給付
金」が支給される見込みです。中3までのお子さんが3人
いる場合は3万円の給付となり、6月に振り込まれる児童
手当に上乗せして支給されるようです。
 
★子育て世帯への臨時特別給付金(案)の概要(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/pdf/rinji/gaiyo.pdf
※0歳児の場合、2020年3月31日までに生まれていれば対
象となります
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 
今回は、新型コロナの影響で経済的ダメージを受け、借
り入れを検討されている方のための制度を3つご紹介し
ます。いずれも無利子で融資が受けられるもので、すで
に申込受付可能なものです。
 
-------------------------------------
【1】休業等で収入が減少した方へ
【2】失業等で日常生活の維持が難しい方へ
【3】生命保険の契約者貸付が無利子に?
【4】その他の支援策を検索するには
-------------------------------------
 
【1】休業等で収入が減少した方へ
社協「個人向け緊急小口資金の特例(緊急小口資金)」
 
社会福祉協議会(以下、社協)をご存知でしょうか。
社協とは、その地域に暮らす手助けが必要な人を支える
「社会福祉活動」を推進するためにつくられた営利を目
的としない民間組織です。社会福祉法に基づいて運営さ
れています。都道府県と市区町村にあるのですが、市区
町村の社協が窓口となって実施されているのが「個人向
け緊急小口資金の特例」です。
 
個人向け緊急小口資金の特例(緊急小口資金)は、新型
コロナにより休業等となったことで収入が減少し、生活
に困っている場合に受けられる融資です。個人事業主等
の場合は20万円以内、その他の場合10万円以内の融資が
「無利子/保証人不要」で受けられます。返済の据置期
間は1年以内、返済期間は2年以内となっています。
 
 
【2】失業等で日常生活の維持が難しい方へ
社協「個人向け緊急小口資金の特例(総合支援資金)」
 
個人向け緊急小口資金の特例(総合支援資金)は、新型
コロナの影響で失業し、日常生活の維持が困難になって
いる方が受けられるものです。失業のほうが家計のダメ
ージが大きいだろうと、融資可能額は多くなっています。
 
二人以上の世帯で月20万円以内、単身世帯で月15万円以
内の融資が最長3カ月間貸し付けられます。返済は最長1
年据え置くことができ、返済期間は10年以内となってい
ます。「無利子/保証人不要」で借り入れができます。
 
【2】に関しては、原則として「自立相談支援事業等に
よる継続的な支援」を受ける必要があります。専門スタ
ッフである支援員が家計を見直し、具体的な支援プラン
を作成。きちんと返済できるように自立に向けてサポー
トするので、これを継続して受けられるならお金を貸す
よ、という仕組みです。
 
 
【3】生命保険の契約者貸付が無利子に?
 
契約者貸付とは、生命保険の契約者が利用できるもの。
解約返戻金の一定の範囲内で貸し付けをうけられます
(保険種類によっては利用できない場合があるので、
ご利用にあたっては担当者にご確認くださいね)。
保険を担保に融資するので、連帯保証人等は不要です。
 
通常は契約の時期に応じて貸付利率が設定されますが、
新型コロナの影響を受けた方への支援として、2020年9
月30日までの貸付利率が0%(無利子)になっています。
 
契約者貸付の便利な点は、「保険期間中に返せばよい」
という制度設計になっていることです。
 
借りるときに「返済期間は●年、毎月いくら返済する」
とあらかじめ決まるのではなく、「保険期間中に元本と
利息を返してね」となっているので、当面は利息だけを
払い、収入の目途がたってから元本を返済する……等と
いう返し方もできます。
 
緊急事態宣言の期間は5月6日までの予定ですが、終息の
兆しが見えなければ延長となる可能性もあります。9月
30日までの貸付利率を無利子にするには、5月末までの
お手続きが必要な保険会社が多いです。
 
「長引けば、お金を借りる必要があるかも」という場合
は早めに書類を取り寄せておきましょう。
 
 
【4】その他支援策を検索するには
 
最後にメルマガ読者から「こんなサイトがありますよ」
と、教えていただきましたのでシェアします。自治体の
助成金や水道光熱費の支払い期限の延長等の情報も検索
できるようです(S様、ありがとうございます!)。
 
★マネーフォワード新型コロナウイルス支援情報まとめ
https://covid19.moneyforward.com/
 
次回は日本学生支援機構の「給付型奨学金―家計急変」
について解説します。
 
教育費や家計、資産運用などの疑問はFPに相談して解決しよう!

相談対応の経験豊富な
ファイナンシャル・プランナーが
対応いたします。

相談対応の経験豊富な私たち「家計の窓口」のファイナンシャル・プランナーが対応いたします。

FP相談が初めてという方も安心してご利用ください。
丁寧でわかりやすいアドバイスを心がけています。