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老後資金の準備に役立つiDeCoの基礎知識

老後資金の準備に役立つiDeCoの基礎知識

まだ20代や30代の方に老後資金について聞くと、「老後資金なんてまだ先のことだから考えられないわ」という声がよく聞かれます。それよりも、教育費や住宅ローンの返済のほうが心配という方が多いのではないでしょうか。確かに老後はまだまだ先のことかもしれません。けれども、早いうちから老後資金の準備について知っておくだけも、その後の行動が変わってきます。私たちの未来では年金だけでの生活は難しく、いかにお金を貯めておくかが重要な鍵となります。いつまでも安心して生活するためには、できるだけ早く老後資金の必要性を知り、準備を始めたほうがよいのです。
そこで今回は、若いうちから始められて、コツコツと老後資金が貯まっていく仕組み「iDeCo」(イデコ)について基礎知識をご紹介します。

前佛 朋子

話題のiDeCoとはどんな仕組みなの?

「iDeCo」とは、2017年1月から利用できるようになった「個人型確定拠出年金」のこと。会社で企業年金をかけている方もいらっしゃると思いますが、その個人版にあたります。これまでは自営業者など一部の人しか利用ができませんでしたが、今では基本的に20歳以上60歳未満の人であれば、主婦でも利用できるようになりました。

iDeCoは簡単に説明すると、対象となる投資信託や定期預金、保険商品を自分で選び、それに毎月掛金を積み立てていきます。そして60歳以降になったら、積み立てたお金を老齢給付金として年金、もしくは一時金で受け取る仕組みです。確実ではありませんが、投資信託など運用商品で運用益が得られれば、将来もらえる年金を増やせる場合もあります。

押さえておきたいiDeCoのメリット・デメリット

iDeCoは、最初に手続きをしたら、少しずつお金が貯まっていきますが、これにはメリットもあれば、デメリットもあるので、その内容を押さえておきましょう。

 

◇iDeCoのメリット

 ・将来もらえる年金を増やすことができる。

 ・掛金が全額、所得控除の対象になる。

 ・運用で得た収益は非課税になる。

 ・将来、年金で受け取る場合は公的年金等控除に、

一時金で受け取る場合は退職所得控除の対象になる。

 

このように、iDeCoは税金を安くできる点が大きなメリットと言えますね。

 

◇iDeCoのデメリット

 ・原則、60歳まで解約できない。

 ・運用結果によっては元本割れする場合もある。

 ・継続して手数料がかかる。

 

iDeCoは税金のメリットはありますが、運用結果が悪かったり、手数料がかかったりして、積み立てたお金の全部がそのまま貯まっていくものではないことは、理解しておく必要があるでしょう。ちなみに手数料とは、「口座管理手数料」や、投資信託などの商品を運用する際に発生する「信託報酬」などがあります。手数料はiDeCoを取り扱う金融機関のサイトなどで確認できます。

 

iDeCoの掛金は最低いくらから可能なの?

iDeCoの掛金は月額5,000円以上となっており、1,000円単位で増やすことができます。ただし、会社員や専業主婦、自営業者など、それぞれ掛金の限度額が異なります。掛金限度額については、下記の表で確認してください。

iDeCoの掛金限度額

分類 具体例 掛金限度額
第1号被保険者 自営業者 月6万8,000円(※1)
第2号被保険者 公務員など 月1万2,000円
会社員(DBと企業型DCに加入している) 月1万2,000円
会社員(DBのみに加入している) 月1万2,000円
会社員(企業型DCに加入している) 月2万円
会社員(企業年金なし) 月2万3,000円
第3号被保険者 専業主婦(夫) 月2万3,000円

(※1)国民年金基金などと合算した場合              DB:確定給付型年金 DC:企業型確定拠出年金

 

iDeCoの基礎知識はおわかりいただけましたか? もしかしたら、まだわからない部分があるかもしれませんね。そんなときは、下記のホームページを確認してみましょう。簡単な加入資格診断やよくある質問などで、不明点を確認することができます。

 ★iDeCoナビ(個人型確定拠出年金ナビ)  http://www.dcnenkin.jp/

 ★iDeCo公式サイト  https://www.ideco-koushiki.jp/

このように、老後資金の有効な貯め方があることをぜひ覚えておいてくださいね。


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