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第4次産業革命が始まった!?

第4次産業革命が始まった!?

技術革新の組み合わせが新しい産業を生み出し、人々の暮らしや社会構造、働き方を劇的に変えることを「産業革命」といいます。歴史的には、3つの産業革命を経て、現在が第4次産業革命の黎明期に入っている、という認識が広まりつつあります。

ファイナンシャル・プランナー ゆりもと ひろみ

過去の産業革命の変遷

過去には3つの産業革命があったと言われています。
第1次産業革命は、19世紀のイギリスから始まった蒸気機関の発明による「機械化」。
第2次産業革命は、20世紀のアメリカから始まった石油・電力を動力源とした「量産システム」。
第3次産業革命は、20世紀後半のコンピュータによる「自動化」。
そして、21世紀に入った現在は、第4次産業革命の黎明期とも言われ、AI(人工知能)、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)、ロボットなどの技術革新がもたらす産業構造の変革が起きているといわれています。

 

第4次産業革命とは何か?

経済産業省は、第4次産業革命の要となる技術例として以下の4つを挙げています。
・IoT:実社会のあらゆる事業・情報が、データ化・ネットワークを通じて自由にやりとり可
・ビッグデータ:集まった⼤量のデータを分析し、新たな価値を⽣む形で利⽤可能に
・AI(人工知能):機械が⾃ら学習し、⼈間を超える⾼度な判断が可能に
・ロボット:多様かつ複雑な作業についても自動化が可能に
(2017/5/30 経済産業省「新産業構造ビジョン」より)
さらに、2017年版ものづくり白書(経済産業省)では、第4次産業革命は、産業のみならず、労働や生活などあらゆる物事を根底から変える変革をもたらすとの見方が示されています。
第4次産業革命という言葉が認識し始められた由来は、2010年にドイツで開催されたハノーバー・メッセ2011で提唱された「インダストリー4.0」であると言われており、ドイツが国家レベルで構想をいち早く打ち出したことが、現在の第4次産業革命の潮流の起点となったと言われています。
第4次産業革命とは何か?については、現在進行形で様々な定義付けがなされていますが、この「インダストリー4.0」に近い意味でとらえると、「IoTやAIを用いることによる製造業の革新」のことともいえます。
この第4次産業革命が実現した未来には、どのようなインパクトが起きているのでしょうか。家庭教師ロボット、家政婦ロボットなどが暮らしを手伝ってくれる、ドラえもんや手塚治虫のアニメで見たような未来の暮らしが、2030年代には実現しているだろうとの予測もあるようです。

 

第4次産業革命への備え

過去の産業革命で繰り返し起こったこととして、産業の転換で、数多くの仕事がなくなり、代わりに新たな仕事が生まれてきたということが挙げられます。
2013年にオックスフォード大学マイケル・オズボーン氏らの論文「雇用の未来」において、衝撃の「将来、ロボット(人工知能)が代替できるようになり、なくなる確率が90%以上の職業リスト」が発表されましたが(「未来の雇用」で検索すると見つけられます)、それらの予想の一部は、現在、既に、コールセンターの音声応答システムへの代替や、トレーダーのAIへの代替などとして、現実化されつつあります。
第4次産業革命へ備えるために今私たちがやるべきことは、今後新しく生まれる仕事は何か、もしくは人間にしかできない仕事は何かということを、センサーを鋭くして観察し、キャリアプランのかじ取りをしていくことかもしれません。


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