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必見!収入ダウンでも乗り切れる住宅購入のポイント

必見!収入ダウンでも乗り切れる住宅購入のポイント

お給料の右肩上がりを期待してもなかなか思うようにはなりませんが、住宅を購入したいと考えている人は増えています。そこで今回は、住宅の購入を希望する方に向けて、収入の変動があってもうまく乗り切るための、住宅購入のポイントをご紹介します。

ファイナンシャル・プランナー ゆりもと ひろみ
  • 住宅購入希望者に多く見られる最近の傾向とは?

家計の窓口では、住宅購入相談に来られる方が多いです。最近の相談者の皆様は慎重で、「将来の見通しを立てた上で、住宅取得に踏み切りたい」と考えている方が増えてきました。

そんな中、住宅購入の希望価格には一定の特徴が見られます。それは、「世帯収入から目指せる上限の物件を買いたいと考える」傾向がある、ということです。

例えば、年収500円の世帯ですと、住宅ローンを組める上限は通常3,500万円くらいです。そうすると、「3,500万円借りられるので、3,500万円の物件なら買えますよ!」と不動産屋さんで勧められてその気になり、上限まで借入をして住宅取得をしてしまう方もいます。

一方、年収1,000万円の世帯なら、7,000万円くらいの住宅ローンを組むことができる可能性があります。このように世帯収入が多い方が3,500万円の家を選択すれば、生活にゆとりが出るように思います。 しかし、実際のところは、6,000~7,000万円の物件を取得したいと動かれるケースが多いです。

都市圏の不動産価格は、駅ごとに見事に相場形成されており、それぞれきちんと理由があります。どの街を選んで住みたいかは、その人のステータス・趣味・街への愛情・暮らしへのこだわりに、大きく関連しています。できる限り暮らしの希望を叶えるマイホーム取得を目指したいところですが、安心して長く住み続けるための注意点があります。

 

  • 無理なく返済できる金額を把握しておこう

借りられる上限の住宅ローンを組んだとしても、順調に返済できていれば、何も問題はありません。けれども、もし収入が1割、2割ダウンしてしまったら、どうなるでしょうか?

お客様の夢を壊してしまうことはしたくないのですが、住宅ローンが払えなくなり、マイホームを手放すという辛い相談にも、いくつか出会ってきました。そのようなことを防ぐためには、2つの視点から、住宅購入計画をチェックする必要があります。

 ひとつめは、「無理なく返せる金額を知った上で住宅ローンを組む」ことです。一番のお勧めは、今後40年間のキャッシュフローを作ることです。今後のライフプランを考え、キャッシュフロー表を作成すると、教育費や生活費での希望も叶えながら、無理なく完済できる借入額が計算できます。FPとしては、ライフプランをつくり、返済計画を万全に立てた上での住宅取得を、強くお勧めしております。 特に、今後の年収の変動が大きそうな方は、なるべく住宅ローンを減らし、収入ダウンや金利上昇などのリスクを押さえて住宅取得をすることがベターです。

 次に、返済途中で家計が厳しくなったときの対策を増やせる住宅購入方法をご紹介します。

 

  • イザというときでも困らない物件選びのポイント

購入当初は、30年かけてローンを完済し、住み続けることが目的だったとしても、その後状況が変わることもよくあります。

 

・収入ダウンで住宅ローン返済が辛くなった

・家族構成が変わり、間取りや広さが合わなくなった

・転勤などで引っ越すことになった

 

このような時に、大赤字を出さずに住み替える自由を確保するためには、下記のようなポイントをクリアした物件を選んでおくことが、大きな保険となります。

 

1.もし売りたくなった時、換金が比較的容易なもの

ある程度人気のあるエリアで、物件の売買が活発に行われているか?

 

2.賃貸に出す場合、客付けがしやすいもの

相場賃料を調べ、住宅ローンの返済額以上で貸せる見込みがあるか?

 

3.利便性が高いか?

駅からの距離、施工や管理の信頼性、間取り、生活利便性等から、他の人も買いたいと思える物件か?

 

4.周辺環境の変化で値崩れするような要素はないか?

南側に新たにマンションが建てられるような空き地があるなど、日照が将来失われる恐れは無いか?

 

まとめますと、「自分が気に入るか」だけではなく、「他の人もほしいと思う物件か」という視点を入れて住宅選びをすることをお勧めします。

これから住宅取得される方の参考になれば幸いです。


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