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クレジットカードを賢く使いこなす3つの法則

クレジットカードを賢く使いこなす3つの法則

クレジットカードを使うとポイントやマイレージが貯まるので、普段からよく利用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。けれども、クレジットカードを頻繁に使う生活は注意しないと、気付かないうちに支出が増えてしまい、家計が自転車操業のようにキケンな状態になりがちです。そんなクレジットカードでも強みを活かして賢く使えば、使い過ぎを防ぎながら効率よくポイントを貯めていくこともできるのです。今回は、クレジットカードを賢く使いこなす3つの法則をご紹介します。

ファイナンシャル・プランナー 柳澤 美由紀

1】いつも使うクレジットカードは1枚のみ

 あなたはクレジットカードを何枚も保有していませんか? スーパーなどが発行するクレジットカードを何枚も持ち歩き、お店ごとに使い分けている習慣があるのなら、やめたほうがいいかも。マーケティングの罠にまんまとはまってしまっている可能性があります。

お店ごとにカードを使い分ける、そのココロはポイントを効率よく貯めたいから。しかしこんな生活を繰り返していると、私たちの脳は「欲しいものを必要なだけ安く買う」という買物本来の目的を忘れて、「ポイントを効率よく貯める」思考に切り替わります。ポイントを貯めるために買い物をするようになると……買い過ぎてしまいますよね。

クレジットカードのポイント還元率(利用した金額からいくらの金券がもらえるかを表したもの)は1%が標準です。高くても2%未満、低いものの中には0.5%以下のカードもあります。

ポイント還元率1%のカードが10倍になったとしても、1,000円買って10円のポイントが100円になるだけ。0.5%還元のカードであれば、5円→50円です。「ポイント10倍」というとすごくお得に感じますが、10%offと同じ効果。バーゲンで10%offと言ってもビビッときませんが、ポイント10倍というとちょっとのぞいてみようかなと思ってしまう。人間の心理って不思議です。

お財布の中には、日常的によく利用するお店のカードかポイント還元率の高いカードを1枚入れておけば十分です。誘惑に弱いタイプの人であれば、カードで買物をすると決めたときだけ財布に入れるようにすることをオススメします。

 

2】公共料金等はカード払いにする

普段はカードを使わず、いつもニコニコ現金払いが節約生活の基本。買物をするたびにお金が減っていく財布の姿をみることが、自然と無駄遣いを防いでくれます。だったら、クレジットカードは作らない方がいいかといえば、そうではありません。海外旅行のときの信用になりますし、ポイントやマイレージが貯まる機能を手放してしまうのは惜しいですよね。

無理なくポイントを貯める方法を教えましょう。それは、日常生活をする上で必ず払わなければいけない費用をクレジットカード払いにすることです。

電気、ガス、新聞、電話(固定・携帯)、インターネットプロバイダー利用料、NHK受信料、ケーブルテレビ受信料、国民年金保険料は大半がカード払いできます。生命保険や自動車保険の保険料、居住地によっては水道料金や国民健康保険、固定資産税や軽自動車税などの公金も支払えるところがあります。一度手続きをしてしまえば自動的に引き落としてくれるので、ポイントが勝手に貯まっていく感覚です。

ポイントは還元率の高いカード1枚に集約すること。ポイント付与率ではなく、ポイント(マイレージ)還元率で集約する1枚を決めてください。ポイント付与率は利用金額に対してどれだけのポイントが得られるかを表したものです。たとえば100円で1ポイントもらえるカードの付与率は1%。しかし、1,000円の商品券に交換する際に必要なポイントが1,000ポイントなのか500ポイントなのかによって、オトク度は違います。1,000円の商品券と交換するのに1,000ポイント必要な場合のポイント還元率は1%。一方、500ポイントなら利用金額5万円で1,000円戻ることになり、還元率は2%です。

出張の多いサラリーマンや旅行が趣味の人ならマイレージ還元率の高いカードに集約を。ネットショッピングをよく利用している人なら、普段よく使っているショッピングサイトが発行しているカードにまとめるのが吉です。

ネットショッピングの場合は使い過ぎてしまう恐れがあります。予算を立てて、エクセルなどでお小遣い帳を作り、買ったらすぐ記帳して残金確認するクセを付けておきましょう。

 

3】金銭感覚を麻痺させるリボ払いは使わない

 リボ払いは使った金額にかかわらず、あらかじめ決めておいた金額を支払う返済方式です。手数料の実質年率15%が一般的です。実質年率15%のカードで5万円の買物をし、毎月1万円定額のリボ払いにすると、5か月間で1,777円の利息を払う計算になります。一見たいしたことない借金かもしれませんが、使った金額と返済額とのギャップで金銭感覚が麻痺してしまい、返済能力以上に買物をしてしまうのがリボ払いの本当の怖さです。何年も払っているのに、元金はまったく減っていなかったということも珍しくありません。

「年会費無料でポイント還元率が高くなる」などのセールストークでリボ払い専用カードを勧められても、ほいほいと契約してはいけません。カードの支払いは1回または2回払いを心がけてください。


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