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急な出費に悩まない仕組みづくり“特別支出の準備”

急な出費に悩まない仕組みづくり“特別支出の準備”
 毎月、定期的に出ていくお金は予算を立てて用意しておくことができますが、冠婚葬祭や急な帰省、おつきあいなど突発的に必要になるお金は、どう工面しようか悩むことがありますね。そこで今回は、急な出費でも悩まずに対応できるような仕組みづくりをご紹介します。
前佛 朋子
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突発的な支出にどう備える!?

 毎月決まって発生する支出、たとえば、水道光熱費、習い事の月謝、家賃、マンションの管理費、駐車場代などは、金額や口座引落しの日が事前にわかるので予算が立てやすく、毎月の給料でやりくりしやすいものです。けれども、冠婚葬祭や、壊れた家電品や家具の買い替えなど、突発的にまとまった出費が必要になるときは、どう工面しようか悩むことがあります。

 また、クレジットカードの年会費や年払いの保険料、車の税金や固定資産税の払い込みなど、支払時期はだいたいわかっていても、年に一度程度しかお金が出ていかないものは、急に請求書や納付書が届いて慌ててしまうこともあるかもしれません。このようなイレギュラーの出費は、毎月の給料からは捻出しにくく、場合によっては貯蓄を崩さなければいけばくなるときもあります。突然の出費のために、せっかくの貯蓄を引き出すことだけは避けたいですよね。突発的な支出に備えて、何か対策を考えておきたいものです。

 そこで、思いがけない出費や、年に1~2回程度しか支払いがやって来ないイレギュラーな出費に備える仕組みづくりとして、事前に「特別支出」を準備する方法があります。

急な出費対策として特別支出を取り分ける

 特別支出はイレギュラーな出費に備えるお金です。毎月少しずつ積み立てるか、ボーナスごとに決まった金額を取り分けて準備します。その際、給料の振込口座とは別に、特別支出専用の口座を用意しておくとよいでしょう。毎月の決まった支出以外に準備しておきたいお金は、給料振込口座とは別に取り分けることを習慣にすれば、誤って使ってしまうことがないので安心です。

特別支出も予算立て

 特別支出を取り分けて準備するには、年間でいくら必要になるのか、事前に調べておくとよいでしょう。そこで、まず通帳や家計簿などを確認して、年会費や年払いの保険料、自動車税など、毎年イレギュラーで支払う必要のあるものを書き出してみます。また、子どもがピアノやダンスなどの習い事をしているのなら、発表会にいくらかかるのか、これまでの実績から予算立てします。ほかにも、冠婚葬祭の費用や家電品の購入費なども、だいたいの予想額を予算に組み入れます。

 こうして、特別支出として取り分けておく金額が決まったら、毎月いくらずつ積み立てるか、もしくは、ボーナスからいくらずつ取り分けるか、決めておきましょう。特別支出として準備するお金は、日々の生活費を圧迫しないよう、無理のない範囲で設定してくださいね。

将来に向けた資金計画を守るために

 家計のやりくりで一番困ることは、支払うべきお金を捻出する余裕がなくなること。突然やってくるイレギュラーな支出に困らないよう特別支出を事前に準備しておけば、気持ちに余裕が生まれます。また、あらかじめ予備のお金が準備されていれば、月々の生活費から無理に捻出する苦労をしなくても済みますし、「お金がなくてどうしよう…」という心配もなくなります。また、なんといっても貯蓄を取り崩さなくてもいいので、将来に向けた資金計画を守ることもできるのです。

 イレギュラーな出費が発生したときに慌てなくても済むように、「特別支出」を事前に取り分けておく仕組みづくり。あなたもさっそく準備を始めてみてはいかがでしょうか。

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