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子育てママは要チェック!保育料は節約できる

子育てママは要チェック!保育料は節約できる

最近は、ますます社会で活躍する女性が増えています。そういえば、保育園へ送迎するパパさんの姿もよく見かけるようになりました。以前に比べて、保育園の必要性は高まっています。でも、気になるのは保育料の負担。「もう少し安くならないかしら…」と思っている方も多いかもしれませんね。
実は、保育料は節約することができるんです。 今回は子育て中のママのために、保育料を節約する方法をお伝えします。

ファイナンシャル・プランナー 中垣 香代子
  • どう決まる?保育園の保育料

平成27年春にスタートした「子ども・子育て支援新制度」により、幼稚園や保育園に入園を希望するご家庭は、利用のための認定を受けることになりました。その認定区分ごとに、住民税の所得割額を基準に階層区分が設定され、国が利用者負担額の上限額を設けています。その上限額以内でそれぞれの市区町村が保育料を定めます。

  • うちの子の保育料はいくら?確認してみよう

保育料は、次のようにして確認することができます。

(1)  保育料算定の基礎となる税額を見つけよう

 税額を計算するのは難しそう・・・と心配しなくても大丈夫。住民税の通知書に掲載されていますよ。

住民税の通知書から「市(区町村)民税税額控除前所得割額」の欄を探してください。(「合計算出所得割額」という名称の自治体もあります。)これを世帯全員分加算した数字で保育料が決まります。

(2)  市区町村の保育料表へ当てはめよう

 多くの地区町村では保育料の一覧表をホームページに掲載しています。(1)で算出した数字を表に当てはめてみましょう。

市区町村が定める階層区分は国の設定したものより細かく、利用料も国の基準よりも低く抑えられているところが多いようです。

(3)弟妹割引分を差し引こう

兄弟姉妹で保育園や認定こども園(保育認定)を利用する場合は、最年長の子どもから順に、2人目は半額、3人目以降については無料になります。(2人目が1人目の半額になっていない自治体もあります)

  • 保育料は節約できる!覚えておきたい3つのポイント

保育料は市(区町村)民税の所得割で決まるので、住民税を下げることで保育料を節約することができます。

 住民税を下げる方法としては、ふるさと納税を思い浮かべる方が多いかもしれません。住民税を算出する際に「税額控除」というものがありますが、これは住民税を下げる効果はありますが、保育料を安くする効果はありません。ふるさと納税は、この税額控除のひとつなのです。それでは、どのような方法なら保育料を節約できるのでしょうか。

【保育料節約のポイント1】妊娠出産費用で医療費控除を受けよう

医療費控除とは「実際に支払った医療費-保険金などで補てんされる金額+医療機関への公共機関交通費-10万円」の計算式で出した金額を、税額計算の際に所得から差し引くことができる制度です。

医療費は世帯合算できます。出産時の医療費は出産育児一時金を引くので大きな金額にはなりませんが、入院時のタクシー代やそれまでの定期検診や検査代などを加えると、10万円を超えませんか?

「10万円超えるけれど、確定申告の時期が過ぎてしまった」とあきらめなくても大丈夫。払い過ぎた税金を戻してもらう還付申告は、5年間遡ることができます。保育料の階層区分が変更になるなら、少し手間をかけるだけで節約効果が期待できます。

【保育料節約のポイント2】配偶者控除の適用を受けよう

産前産後休業や育児休業によって、1月1日から12月31日までに会社から支払われる給与が103万円以下になっていませんか? 103万円以下ならば、配偶者控除の申請をすることによりパパの所得税・住民税を下げることができます。103万円を超えていても141万円以下でパパの合計所得金額が1,000万円以下であれば、配偶者特別控除が適用されます。ただし、次のことにはご注意を。 誤解されている方が多いのですが、出産手当金や育児休業給付金は収入に含まれませんよ。

【保育料節約のポイント3】保育料の安い自治体への引越しを検討しよう

保育料は国が定めた上限内で各市区町村が設定するので、お住まいの地域によって差が発生します。月々1万円の差があったとして、1年で12万円、5年間で60万円の差が出ますね。お子さんがひとりであれば、引越しにかかる費用を考えると大きなメリットにはならないかもしれません。けれども、お子さんが二人になると100万円を超える差が出ることもあるので検討してもいいかもしれません。自治体によっては、第3子だけでなく第2子から保育料が無料になるところもあるので、節約効果が期待できますね。ただし、職場が遠くなることで交通費が余計にかかったり、住環境の変化によって生活費が上昇したりするなどのデメリットも考えられます。このデメリットはお子さんが保育園を卒園した後もずっと続くものですから、冷静に検討してくださいね。

保育料がどのように決まるのかが分かれば、節約の方法を考えることができますね。節約できたお金を将来に備えて貯蓄するのもいいですし、将来の見通しが立つのならばレジャーなどで家族の思い出を一つ増やすのもいいですね。子育ての時期は案外短いもの。是非お子さんの成長を楽しんでくださいね。


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