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誰でもすぐにチャレンジできる!かんたん家計術

誰でもすぐにチャレンジできる!かんたん家計術
あなたは家計簿をつけていますか?「最初はがんばってつけているけれど、長続きしなくて・・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに家計簿をつけるのには根気がいります。沢山の費目に分けながら記入・計算し現金と合わせる・・。この作業がだんだんと面倒になってしまうから長続きしないのかもしれませんね。
そこで今回は、家計簿の記帳の負担を軽くして、家計を上手に管理する方法をご紹介します。
ファイナンシャル・プランナー 中垣 香代子
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  • 毎月の収入を上手にやりくりする方法

まずは、大きな予算立てをしましょう。これから先、いつ・いくら必要なのか、その準備のために今いくら貯蓄したらいいのか考え、毎月の≪貯蓄額≫を決めます。残ったお金を貯蓄に回そうと思っても、なかなか貯まらないものです。先取り貯蓄で貯蓄上手さんになりましょう。

次に家賃(ローン)・光熱費・通信費・教育費・保険料など、毎月ほぼ決まった金額の支出≪固定費≫がいくらなのか計算します。

手取りの給与から、この≪貯蓄額≫と≪固定費≫を引いた金額が、日々の≪やりくり費≫となります。

 最後に、この≪やりくり費≫の予算を立てます。日々のやりくり費の予算というと、食費にいくら・日用品にいくら・・・などと、費目別に決めている人が多いと思います。しかし、この費目別の予算管理は少々面倒かも。毎日きちんと家計簿をつけておかないと、あといくら使っていいのかわからないですよね。忙しい日々、それができる人は多くはないでしょう。結局は、「今月使ったのは○○円だから予算オーバーしちゃったわ」となっていませんか? 

 あといくら使っていいのかを把握する方法として、≪費目別≫ではなく、≪期間別≫にしてみてはいかがでしょうか。

  • 使えるお金がわかりやすい「期間別管理」

 それでは≪期間別管理≫の仕方を具体的にご紹介しましょう。毎月のお給料が出たら、①貯蓄する金額を貯蓄用の口座に移し、②口座引落しの固定費分を残し、③≪やりくり費≫の全額を銀行口座から引き出します。このとき全額を引き出すのがポイントです。銀行口座から現金を引き出すのは月に一度と決め、使ってもいい金額を通帳や家計簿上の数字ではなく実際の紙幣で実感してくださいね。

 ここで一例を紹介しましょう。≪やりくり費≫が15万円だと仮定します。10日ごとの管理がしやすいという人は、5万円をお財布に入れ、残りの10万円を5万円ずつ封筒などに入れて保管し、10日経過した時にお財布に入れるのです。家計のご相談にいらっしゃる方の中には「お財布にお金が入っているとすぐに使ってしまうから・・」と、1日置きに1万円ずつお財布に入れて管理を始めた方もいらっしゃいます。

個人的には1週間単位がオススメです。毎週日曜日の夜にお財布に残っている金額を出し、3万円(15万円÷5週)を入れます。クレジットカードを使ったときは使った金額をお財布から抜き、明細と共に別に保管し、まとめて引落し口座に預けて下さいね。あといくら使えるのかはお財布に入っている≪お札の枚数≫で一目瞭然です。

 余ったお金は≪やりくり上手≫のご褒美として最終日の夕食を奮発してもいいですね。また、そのお金を貯めて旅行に行くのもいいかも。将来必要になるお金は先取り貯蓄しているので、気持ちよくお金を使うことができます。

  • 強い家計をつくるコツはPDCAサイクル

 毎月一定の金額を銀行口座から引出し、決めた期間ごとに一定額をお財布に入れるだけ。この方法ならチャレンジできそうですよね?

しかし、一度決めた予算でずっとやっていける訳ではありません。家計の状況が変わったり、貯蓄の目標が増えたりすることもあるでしょう。そうした時に≪貯蓄≫≪固定費≫≪やりくり費≫のバランスを見直すためには、やはり記録が必要です。

≪固定費≫は1年に一度で良いので通帳やお知らせなどを見ながら一覧表を作りましょう。平均値も出しておくと翌年の予算立ての時に便利です。

≪やりくり費≫の記録は、やはり家計簿が一番です。お財布のお金を入れ替えるタイミングで記帳しましょう。費目は「食費」「日用品」「医療費」「交際費」など、良く使うもの3~4個で良いです。たまにしか発生しない支出は「その他」の欄に記入し、備考欄に「駐車場代」などとメモしておけば何に使ったのかわかります。どうですか?1週間~10日に一度、3~4個の費目くらいなら家計簿が苦手でもつけられそうではありませんか?

予算を立てる⇒実行する⇒記録する⇒必要に応じて改善する

これは、まさしくPDCAサイクルですね。

P:plan 計画する

D:do   実行する

C:check 評価する

A:action 改善する

家計の中でもPDCAサイクルを取り入れ、一緒に貯蓄上手さん・使い方上手さんになりましょう。

 

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